未経験からのIT転職を成功させるには？IT転職成功者がノウハウを徹底解説

などをわかりやすく解説します。
本記事が、あなたの転職活動に少しでもお役に立てれば、これに勝る喜びはありません。

転職経験のある彼女（この記事の語り手）

慶応大学を卒業。看護師として2年間勤務したが、次第に以前から興味のあったIT業界に憧れを感じるようになる。
悩んだ末、やはり諦めることができず転職を決意。プログラミング未経験から独学でRubyを習得したのち、転職活動に取り組み念願のIT企業に入社した。
その際に培った転職ノウハウや多くの転職エージェントを利用した経験を活かして、このサイトでは語り手としてみなさんに情報をお伝えしている。

転職活動中の彼氏

大阪大学を卒業。大手重工業メーカーに入社し、ものづくりエンジニアとして4年間勤務。
しかし、得られる給料や仕事のやりがいに限界を感じ、転職を決意。
自身の年収アップと憧れであったIT業界への転職を希望している。

未経験からIT業界への転職事情を暴露

IT業界で働くために資格は不必要

未経験からIT転職を考えている方の中には、

未経験でもIT業界への転職は可能

出典：27年度調査研究レポート

経済産業省が発表した上記のレポートによると、先端IT人材（AI、IoT、ビッグデータ等に携わる人材）や情報セキュリティ人材だけで無く、IT企業に所属する人材自体も不足すると予想されています。

未経験からでも転職しやすいIT業界の職種4選

未経験からIT業界へ転職するうえで非常に重要なのは、
◆自分がどんな仕事したいのか
◆どのような分野に興味があるのか
を明確にすることです。
そのためにも、未経験からでも転職しやすいIT業界の職種についてご紹介していきます。

①プログラマー

プログラミング言語を用いてシステムやアプリケーション、Webサイトの開発を行う職種です。
システムエンジニア（SE）と混同しがちですが、厳密には、システムの設計や開発したシステムがうまく動作するかテストを行うのがシステムエンジニアで、システムエンジニアが設計した仕様書通りにシステムが作動するようにプログラムを書き上げるのがプログラマーです。
20代であれば、ビギナーレベルのスキル（1つのアプリケーションを実装したなど）を身につけていれば、比較的転職しやすいい職種です。

②営業職

客に自社のサービスや商品、情報の購入を促して契約を取り付ける職種です。
営業職の場合、『前職がIT業界かどうか』は転職の際にそこまで重要ではありません。
そのため、ITのスキルや知識ではなく、前職での実績などで営業力を判断される傾向があります。

③Webデザイナー

HTMLやCSSなどのプログラミング言語を用いて、クライアントから依頼されたWebサイトのデザインを作成する職種です。
Webデザイナーもプログラマーと同様、ビギナーレベルのスキル（HTMLやCSSの知識、AdobeのIllustratorやPhotoshop）を身につけていれば、比較的転職しやすい職種です。

④Webマーケッター

自社のWebサイトやアプリケーションの登録者数やPV数を増加させるために、SEO対策（※1）やリスティング広告（※2）の掲載、LPO（※3）の改善をする職種です。
※1：検索エンジンにWebサイトの内容を適切に伝え、検索結果でより上位に自社サイトが表示されるようWebサイトを作成、調整すること。
※2：リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果ページに掲載される広告のこと。
※3：ユーザーが最初に訪れたページのことをランディングページという。

未経験からIT業界に転職するためのコツ

IT転職に有利な資格や、やっておくべきこと、利用したい転職支援サービスなど役立つ情報をご案内します。

IT転職で有利な資格をとる

IT業界への転職に有利な、初心者でも取りやすい資格をご紹介します。

ITパスポート

『ITパスポート（通称：Iパス）』は、ITに関する基礎知識を問う国家試験です。
経営全般（経営戦略、法務など）の知識、IT管理（プロジェクトマネジメントなど）IT管理（セキュリティ、ネットワークなど）の幅広い分野から基礎的なものが出題されますので、資格取得に向けて勉強することでITに関しての知識も深まります。
合格率も40～50％と挑戦しやすく、専門性よりは基礎的な幅広いIT知識が身に付きます。

基本情報技術者

『基本情報技術者』は、主にプログラマー・システムエンジニア（SE）などのIT職に従事する人、あるいはこれから従事しようとする人達を対象とした国家試験です。
基本情報技術者試験もITパスポートと出題される範囲は同じですが、出題内容がITパスポートに比べると難しくなるのが特徴的です。
基本情報技術者試験は合格することが難しく、実際に平成29年度は受講者数144,501名に対して22.1%の合格率でした。
そのため、取得すると企業からは高い評価が得られ、転職活動で有利に働くでしょう。

プログラミングを学ぶ

未経験からIT転職するためには、プログラミングを学ぶのも大切です。
IT業界の職種についてはプログラミングが大きく関わってきますので、プログラミングについての知識や技術があれば、どの職種に就いても役立ちます。
書籍も数多く出版されているので独学するのもOKですし、無料学習サイトの『ドットインストール』や『Progate』を利用するのも良いでしょう。
また、最近ではプログラミングスクールの数も急速に増えてきていますので、プログラミングスクールに通うのもおすすめです。

転職エージェントを利用する

転職活動の際に利用をおすすめしたいのが、転職活動を全面的にサポートしてくれる『転職エージェント』です。
転職エージェントでは、転職活動のアドバイスやキャリア面談はもちろん、最適な求人の紹介や面接日のスケジュール調整、内定企業との年収交渉や退職手続きのサポートなどの手厚いサポートを無料で受けることができます。
未経験からのIT転職に関するノウハウを持った転職エージェントもありますので、ご自身の現状をしっかり把握するためにも転職エージェントに一度相談してみるのをおすすめします

未経験でのIT転職には転職エージェントの利用は必須

結論から言いますと、転職すると決めているのであれば、
『未経験でのIT転職には転職エージェントの利用は必須』
と言えます。

そもそも転職エージェントとは？

先述の通り、『転職エージェント』は転職活動を全面的にサポートしてくれる転職支援サービスです。
代表的な転職エージェントとしては、以下のようなものがあります。

転職エージェントと転職サイトは別物なのでご注意を！

転職エージェントと間違えやすい転職支援サービスに『転職サイト』があります。
名前は似ていますが、両者は全く異なるサービスです。
そのため、転職エージェントについて詳しく見ていく前に、
『転職エージェントと転職サイトの違い』について詳しく見ていきましょう。

転職エージェントを利用すべき3つの理由

①年収アップが期待できる

転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーがつき、転職活動から入社に至るまでの過程をサポートしてくれます。
さらに、キャリアアドバイザーは「内定が取れて終わり！」ではなく、より高い年収で入社できるように企業の人事に掛け合ってくれるのです。

実際、パソナキャリアでは、利用者の67.1%が年収アップに成功しており、
多くの方がキャリアアドバイザーの適切なアドバイス・サポートにより年収アップを実現させています。

②転職にかかる時間を削減できる

実際、一人での転職活動は時間と体力をかなり犠牲にします。
求人情報の確認、履歴書などの書類作成、面接日時の調整などなど…。
仕事が忙しい方にとって、転職活動は苦痛で面倒なものでしかないでしょう。
しかし、転職エージェントを利用すると、さまざまな転職サポートを無料で受けることができます。
主に、以下のようなサポートを受けることができます。

自分で求人を調べて企業に応募をしたり、応募書類を作成しなくても、転職エージェントの
キャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、転職活動の時間を削減できます。
何かと忙しく、プライベートの時間が取りづらい方こそ、転職エージェントの利用をおすすめします。

③転職で企業が抱える悩みを解消してくれる

転職では企業は下記のような不安を抱えています。

未経験からのIT転職におすすめの転職エージェント3選

①type転職エージェント

『type転職エージェント』は『IT・Web系』『営業系』『企画・管理系』の3領域に特化した転職エージェントです。
サポートの質が高く、キャリアカウンセリングも丁寧だと評判ですが、大手のリクルートエージェントやDODAほど利用者数が多くありません。
そのため、丁寧なサポートを受けられる
『穴場転職エージェント』となっており、未経験からのIT転職も親身にサポートしてくれます。

【公式サイト】https://type.career-agent.jp/

②ワークポート

『ワークポート』は、IT・Web・ゲーム業界への転職で利用必須の転職エージェントです。
ワークポートは企業理念として『人と企業に、ひとつでも多くの可能性を。』を掲げています。
そのため、求職者をスキル・キャリアで判断することがなく、例えスキル・キャリアが低くても登録を拒否されることはありません。
ですので、未経験からのIT転職もしっかりサポートしてくれる、心強い転職エージェントです。

【公式サイト】https://www.workport.co.jp/

③ハタラクティブ

『ハタラクティブ』は、未経験から正社員への転職に強みを持った転職エージェントです。
公式サイトにも『未経験からの正社員転職サポート』と書かれており、未経験から正社員への転職に力を入れていることが分かります。
実際、未経験歓迎の求人を常時1,500件以上保有しているため、『フリーターから正社員を目指す方』や『未経験職種へ挑戦したい方』は利用必須の転職エージェントです。
そのため、未経験からのIT転職でもおすすめの転職エージェントです。

【公式サイト】https://hataractive.jp/

なお、IT転職におすすめの転職エージェントに関しては『【徹底比較】IT転職におすすめの転職エージェント9選』でも詳しく解説しています。

未経験からのIT転職成功者の体験談からわかった転職成功の秘訣3選

未経験からのIT転職成功者の体験談をヒヤリングした結果、3つの秘訣があることがわかりました。
それでは、順に詳しく見ていきましょう。

①未経験からIT転職に成功した人は転職エージェントを4社以上併用している

転職サイト『リクナビNEXT』によると、転職成功者の転職エージェント利用社数は平均4.2社となっています。
出典：リクナビNEXT
つまり、転職成功者の多くは『4社以上の転職エージェントを同時に利用している』ことになります。

もし、あなたが1社しか登録しなかった場合、
質の低いキャリアアドバイザーに転職活動のサポートを頼ってしまい、結果的に損してしまう可能性があります。

②未経験からIT転職に成功した人は『若いうち』に転職活動している

20代であれば未経験でもIT業界へ転職できる可能性は非常に高いです。
その理由としては、あなたの『伸びしろ』に期待した、いわゆる『ポテンシャル採用』です。
20代のうちは未経験というハンデがあっても、「即戦力というよりは数年後に期待する」という考え方の下で会社も採用を行います。
一方、30代や40代の転職の場合は、20代とは違い、高いスキルとノウハウが求められるようになるので、未経験からのIT転職はとても難易度が高いと言えます。

③未経験からIT転職に成功した人はスキルを身に着けている

未経験からIT業界への転職を希望するなら、プログラミングやOS・ネットワーク・サーバーなどの基本的な知識は必須です。
特に、プログラミングに関しては勉強してもすぐにマスターできるものではなく、何よりも経験がものをいいます。
そのため、『入社してから勉強すればいいや』という考えでは、内定をゲットするのは正直難しいです。
たとえ、『未経験歓迎』と書かれてあったり、面接時に必死に熱意を伝えたりしても、まったく努力しないで未経験からのIT業界への転職は望めません。
これまでご紹介してきた通り、今の世の中はいろいろな方法でプログラミングを勉強することが可能です。
そして、勉強するだけでなく、実際に自分で簡単なアプリケーションを作ってみることをおすすめします。
また、営業や事務などエンジニア希望でなくてもIT業界へ就職するなら、ある程度のプログラミング知識を得るように準備しましょう。
面接時や入社後も大きく違ってきます。

まとめ｜IT業界に転職したいのなら、まずは行動しよう！

未経験でIT転職することの概要や方法をアドバイスさせていただきましたが、いかがでしたか？
正直なところ、
『転職したいと思ったけど、IT業界が自分に向いているか分からない』
というのが現状かと思います。
そこで、記事に書いたとおり、まずは行動してみてください。
転職エージェントに相談するのもいいですし、書籍や無料学習サイトでプログラミングを勉強するのでもいいので、まずは取り組んでみることをオススメします。
あなたの今後の人生がより明るいものであることを心から願っています。