【訪問看護】ってどうなの…？仕事内容や給料、向いてる人を徹底解説

今まで病院で看護師をしてきたけど、『訪問看護』ってどうなんだろう…。

と疑問を持っている看護師さんも多いと思います。

そこで、本記事では過去に…

『転職経験 + 転職サイトや派遣会社利用経験』

のある現役看護師の筆者が…

などをわかりやすく解説します。

この記事の登場人物

転職経験のある彼女（この記事の語り手）

４年制大学を卒業後、国家試験に合格し看護師として３年間大学病院に勤務した。しかし、給料が仕事量に見合わないことや職場環境の悪さから、悩んだ末に保育園看護師へ転職。そして、今は『Webデザイナー』になるために看護師を続けながら日々勉強中。

キャリアアドバイザーとして働く彼氏

大阪大学を卒業。大手人材紹介会社に勤務し看護師の転職部門のキャリアアドバイザーとして４年間勤務。キャリアアドバイザーの視点から看護師転職ノウハウや評判についてみなさんに情報をお伝えしている。

『訪問看護』の仕事内容と1日の流れとは？

『訪問看護』とは・・・

看護師が療養生活を送る患者さんの自宅を訪問して、医療処置や看護を行う仕事です。

『訪問看護』は給与が高い・条件が良いだけでなく、『患者さんとより深く関わることができる』とやりがいを感じている看護師が多くいます。

このように、注目を集めている『訪問看護師』ですが…

『訪問看護』は病院での看護と比べると様々な違いがあり、働き始めてからギャップを感じる看護師さんも多くいます。

そのため・・・

『訪問看護』に興味をもっている看護師さんは、訪問看護についてしっかり理解を深めてから始めることが重要です。

• ８：３０
  出勤

  当日の訪問スケジュールの確認と訪問準備。
• 8：50
  申し送り・ミーティング

  前日のオンコール当番から緊急対応報告。

  その他特記事項の報告や申し送り、情報共有。
• ９：１０
  出発

  自転車もしくは自動車にて訪問宅へ出発。
• ９：３０
  訪問１件目

  １件目のお宅へ訪問。

  バイタルサイン測定、服薬管理と指導の実施。
• １０：００
  訪問２件目

  ２件目のお宅へ訪問。

  バイタルサイン測定、人工呼吸器管理。

  ベッド上でのリハビリ、入浴介助。
• １２：００
  昼休憩

  訪問看護ステーションに戻り、昼休憩を取る。
• １３：００
  訪問３件目

  ３件目のお宅へ訪問。

  がん末期の看取り体制・準備を家族と相談。

  ターミナルケア。本人と家族への精神的支援。
• １４：３０
  訪問４件目

  ４件目のお宅へ訪問。

  バイタルサイン測定、室内での簡単なリハビリ。

  自宅の近隣を散歩。
• １５：３０
  昼休憩

  訪問の後片付け。

  主治医に本日の訪問内容の報告を送る。

  変化があった利用者について管理者へ報告・情報共有。
• １７：３０
  勤務終了

  勤務終了。

  以降は、当直制で当直担当者が対応する。

担当する利用者さんは、寝たきりの高齢者、認知症患者、精神疾患患者、末期ガンなど終末期の患者、難治性疾患の患者、小児患者と疾患も年齢も様々です。

清潔ケア、食事介助、排泄ケア、コミュニケーションを通した症状観察などの日常生活の看護に加え、

バイタルサイン測定や服薬指導、カテーテル管理、在宅酸素、床ずれや創傷処置、ターミナルケア、人工呼吸器管理など専門的な医療処置も行います。

病院の医師から出される指示書を元に看護師は医療行為や看護ケアを行いますが、、、

訪問は基本的に一人で行うため、ある程度の知識やスキル、状況に合わせた適切な判断が求められます。

『訪問看護』の給与と労働条件は？

『訪問看護』の働き方には、正職員である『常勤』とパートや派遣などの『非常勤』があります。

『訪問看護』の常勤の年収は430〜550万円で、

非常勤の時給は1500〜2000円です。

これは・・・

看護師の平均年収が約470万円であることを考えると、夜勤なし日勤のみの訪問看護の給与水準は高いと言えます。

『訪問看護』の３つのメリット

『訪問看護』のメリットは、下記の３点です。

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

メリット①：給与水準が高い

『訪問看護』の最大のメリットは、給与水準が高いことです。

『訪問看護』は夜勤なし日勤のみが一般的ですが、

夜勤ありの病棟看護師と、給与はほぼ変わりません。

また、求人の中には、以下のように月収42万円を超える高給与求人もあります。

そのため・・・

『夜勤をしたくないけど給与は下げたくない方』や

『がっつり稼ぎたい方』に『訪問看護』はおすすめの働き方です。

メリット②：残業が少なく、休みはカレンダー通り

『訪問看護』は、１日の訪問件数や訪問時間があらかじめ決まっているため、残業も少ない傾向にあります。

また、休みも土日祝日休みの職場がほとんどであり、

カレンダー通りの休日を確保できます。

上記のように、『訪問看護』は年間休日120日であり、

休みもしっかり取ることができます。

育児や家事との両立、プライベートや趣味の時間の確保なども可能です。

そのため・・・

『訪問看護』は、『看護師免許を活かしながら、自分のライフスタイルに合わせて働きたい方』におすすめの働き方です。

メリット③：患者と深く関わることができ、やりがいがある

『訪問看護』は、１人１の利用者（患者）と深く関わることができます。

一般病棟の看護師では受け持ち人数も多いため、１人の患者さんに長時間を割くことはなかなか難しいのが現実です。

ですが・・・

『訪問看護』の利用者には、末期がんなどの終末期の患者さんや高齢の寝たきりの患者さんも多くいます。

そのため・・・

利用者とじっくり向き合い、最期の瞬間まで家族とともに寄り添うことが求められます。

責任が重い仕事ではありますが、、、

最期の看取りのときに、『深く心を通わせた患者さんと家族から送られた感謝の言葉が忘れられない』

とやりがいを感じている訪問看護師はたくさんいます。

そのため・・・

『患者さんに深く踏み込んだ看護に興味のある方』

や

『患者さんの最期の時間に寄り添いたい方』

は、訪問看護に向いているかもしれません。

ただ、どんな職場でもメリットとデメリットがありますので、転職してから…

『こんなはずじゃなかった…。』

とならないように、“『訪問看護』で働く看護師さんのデメリット” についても見ていきましょう。

『訪問看護』の３つのデメリット

『訪問看護師』のデメリットは、下記の３点です。

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

デメリット①：自分で判断しなければいけないことが多い

『訪問看護』は、医師からの指示書はあるものの、

訪問する際は基本的に一人で行かなければいけません。

処置やケアはもちろん、利用者さんからの相談にも個人の判断で対応する必要があります。

また、、、

外回りが多い仕事であるため、病棟看護師のように誰かに助けを求めたりすぐに相談することが難しいという特徴もあります。

そのため・・・

『人からの指示で動いた方が楽という方』や『看護師の経験が浅い方』にとってはストレスとなってしまうかもしれません。

『訪問看護』は、実力的にも性格的にも『自分のペースで仕事を進めることができる方』が向いているでしょう。

デメリット②：訪問件数によっては体力的負担が多い

『訪問看護』の１日の平均訪問件数は４〜５件であり、法律では最大７件までと決められています。

しかし・・・

訪問看護ステーションによっては、１日１０件前後訪問することもあるそうです。。。

このような訪問看護ステーションでは、辞めていく方も多いようです。

そのため・・・

訪問看護ステーションを決める際には、

必ず平均訪問件数の実績を確認しましょう。

デメリット③：訪問先の家が汚いこともある

『訪問看護』は、利用者さんの自宅環境も様々であるため、あまり掃除の行き届いていない家やペットを飼っている家もあります。

訪問看護師は住宅環境を理由に、訪問するお宅を選ぶことはできません。

そのため・・・

潔癖症の方などは、スリッパを持参したくなってしまいますが、その際は注意が必要です。

なので・・・

潔癖症の方や動物アレルギーのある方などは、耐えられない可能性があるので注意です。

『訪問看護師』が向いてる人の特徴とは？

ここまで、『訪問看護』のメリット・デメリットを紹介してきました。

次は、先ほどの結果をもとに『訪問看護』が向いてる人の特徴を見て行きましょう。

以下に当てはまる方は、『訪問看護』という働き方を視野に入れてみましょう。

厚生労働省の調査では、病院看護師の離職率が12.6%であるのに対し、、、

訪問看護師の離職率は15%と高く、多くの方が早期に離職しています。

職場や働き方には個人の向き不向きもあるため…

自分がどのような職場や働き方が合っているかしっかり考えて選択しましょう。

無料で相談することが可能ですし、プロのキャリアアドバイザーが利用者の希望に合った職場を紹介してくれますよ。

》『訪問看護師』への転職におすすめの転職サイトはこちらから

『訪問看護』を始める前の６つの注意ポイント

『これから訪問看護を始めようと考えている看護師さん』が、より良い職場で働くためには、以下の６つのポイントに注意し職場選びを行いましょう。

オンコールがあったり、24時間体制の訪問看護ステーションは夜勤も発生するため、激務になりプラーベートが犠牲になりがちです。

また、『訪問看護』は基本的に自転車か自動車を移動手段として使います。

移動手段は訪問看護ステーションにより異なるため、自動車免許のない方やペーパードライバーの方は注意しましょう。

転職サイトは『訪問看護』の案件を豊富に持っているため、より自分の希望に沿った求人を見つけることができるかもしれません。

ですので・・・

次の章では、『訪問看護』に強い転職サイトを紹介します。

『訪問看護』の転職におすすめの転職サイト３選

ここからは、『訪問看護』の転職に強い看護師専門の転職サイトを厳選し、実際に利用した方の口コミ評価から

を総合して、評価が高く、『訪問看護』の転職に強い以下の３つの転職サイトを紹介します。

おすすめ①：レバウェル看護（旧 看護のお仕事）

★一番おすすめの転職サイトです★

『レバウェル看護（旧 看護のお仕事）』は、ITや人材の分野で勢いのあるベンチャー企業『レバレジーズ株式会社』が運営する看護師専門の転職サイトで、

求人の量・質、サポート面において利用者から非常に高い評価を得ています。

『レバウェル看護（旧 看護のお仕事）』は…

を最大の特徴としており、

求人は全国に対応しているため、地方での転職を希望する方でも希望の求人を探すことができます。

上記のように…

を獲得しており、月間利用者数は２０万人を突破しています。

また…

求人募集をしていない病院に応募ができる求人リクエストや希望があれば面接にも同席してくれるため、サポート力の高さも魅力です。

求人の量・質、サポート面の全てにおいてバランスが良いので…

看護師で転職を考えている方は利用必須の転職サイトと言えます。

実際に利用した方の口コミ

【公式サイト】https://kango-oshigoto.jp/

おすすめ②：ナースではたらこ

『ナースではたらこ』は…

アルバイトの求人媒体「バイトル」なども手掛ける、大手人材会社の『ディップ株式会社』が運営する看護師向けの転職サイトです。

『ナースではたらこ』は逆指名制度を採用しており…

求人が出ていない医療機関でも、希望の病院を指定しキャリアアドバイザーが求人状況や条件を確認し、可能であれば紹介してもらえます。

また、キャリアアドバイザーはエリア別担当制としているため…

各地域の求人情報に精通した専属キャリアアドバイザーが、その地域の詳しい情報を教えてくれます。

求人に関しては全国地域に対応しており…

札幌・東京・名古屋・大阪・福岡

の全国5ヶ所のオフィスでナースキャリアステーションを開催しているため、キャリアアドバイザーにマンツーマンで転職の悩みを相談できます。

そして、キャリアアドバイザーは利用者の希望をじっくりヒヤリングし、要望をしっかりと汲み取った上で、求人を紹介してくれます。

このような求人のマッチング率の高さや、手厚いサポートにより、利用者満足度No.1の実績もあります。

実際に利用した方の口コミ

【公式サイト】https://iryo-de-hatarako.net/

おすすめ③：MCナースネット

『ＭＣナースネット』は…

『株式会社メディカル・コンシェルジュ』によって運営される看護師向けの転職サイトです。

『ＭＣナースネット』の最大の特徴は…

病院での常勤や非常勤求人の他に、ツアーナースと呼ばれる旅行の添乗員や医療関連企業のコールセンターなど派遣やバイトとして1日単位で働ける求人も豊富に扱っている点です。

また、『応援ナース』の求人も豊富に扱っています。

以上より、『ＭＣナースネット』は…

におすすめの転職サイトです。

実際に利用した方の口コミ

【公式サイト】https://mc-nurse.net/

まとめ｜訪問看護で希望の転職を叶えよう！

『訪問看護』の働き方はどうでしたか…？

『訪問看護』はメリットもたくさんありますが、向き不向きもあるためしっかり自己分析をしましょう。

また、医療機関によっては、インターネット上に記載されている求人票の労働条件より悪条件の場合もあります。

そのため…

『訪問看護師』に転職する際には、

転職サイトを活用し、職場の雰囲気や労働条件をきちんと確認しましょう。

転職サイトのキャリアアドバイザーに相談しながら転職先を決めることで、希望の条件や働き方を実現することが可能です。

最後に、『訪問看護』が向いている方の特徴をまとめました。

適切な転職サイトを利用し、自分に合った働き方や職場を見つけましょう♪

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【2020年最新版】看護師さんにおすすめの転職サイトランキング TOP10

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