【夜勤専従看護師】ってどうなの…?仕事内容や給料、向いてる人を徹底解説

この記事では、『夜勤専従看護師ってどうなの?』と思っている看護師さんのために《夜勤専従看護師の仕事内容やメリット・デメリット》などを詳しくご紹介します。

今まで常勤で日勤・夜勤をしながら看護師をしてきたけど、『夜勤専従看護師』ってどうなんだろう…。

夜勤専従看護師の仕事内容や1日の流れは…?

夜勤専従看護師をするメリットやデメリットは…?

夜勤専従看護師の求人を探すには転職サイトを利用すべき?

と疑問を持っている看護師さんも多いと思います。

そこで、本記事では過去に…

転職成功経験 + 転職サイトや派遣会社利用経験

のある現役看護師の筆者が…

  • 夜勤専従看護師の仕事内容と1日の流れについて
  • 夜勤専従看護師の給料やシフトについて
  • 夜勤専従看護師のメリット・デメリット
  • 夜勤専従看護師が向いている人の特徴

などをわかりやすく解説します。

もし、あなたが夜勤専従看護師をすることについて悩んでいるのであれば、この記事を読むことで…

『夜勤専従看護師』をするべきかどうか自信を持って判断でき、看護師として新たな働き方の一歩を踏み出せるようになると思いますよ!

看護師として転職経験のある彼女

4年制大学を卒業後、国家試験に合格し看護師として3年間大学病院に勤務した。しかし、給料が仕事量に見合わないことや職場環境の悪さから、悩んだ末に転職を決意。転職では、看護師専門の転職サイトを利用し希望の転職を実現した。
その際に培った転職ノウハウや多くの転職サイトを利用した経験を活かして、このサイトでみなさんに情報をお伝えしている。

キャリアアドバイザーとして働く彼氏

大阪大学を卒業。大手人材紹介会社に勤務し看護師の転職部門のキャリアアドバイザーとして4年間勤務。キャリアアドバイザーの視点から看護師転職ノウハウや評判についてみなさんに情報をお伝えしている。

『夜勤専従看護師』とは…?

『夜勤専従看護師』とは…?

夜勤専従看護師とは、病院や施設で夜勤のみの勤務をする看護師のことを言います。

現在、看護師さんの働き方は多様化しており、常勤の正職員だけでなく…

非常勤のパートやアルバイトといった勤務形態も増えてきています

その中でも、夜勤専門の『夜勤専従看護師』という働き方は注目を集めています。

医療機関での夜勤人員不足や、所属する看護師の負担軽減などを目的として、夜勤専従看護師の雇用割合を増やす病院なども増えています。

彼女

病棟看護師の一般的な働き方は、3交代または2交代のシフト制ですが、日勤と夜勤が混在しているシフト形態は、体力的、精神的にも負担が多いと考えられています。

そのため…

” 日勤と夜勤がシフトでランダムに組まれるくらいなら、夜勤専従で働いた方が心身への負担が少ない

という意見もあります。

とはいえ…

夜勤固定のシフトは体力的に厳しい “という声もあるため…

夜勤専従を希望する場合は、勤務回数や労働条件を事前に確認しておくことが重要です。

① 夜勤専従看護師が月に就業可能な回数は…?

夜勤専従看護師は月に何回、夜勤に入るの?

夜勤専従の月の夜勤回数は気になりますよね!

夜勤回数は常勤か非常勤かによっても異なりますが、常勤の場合は月に10回前後が一般的です

2交替制で月10回の夜勤に入る場合、労働時間で換算すると、日勤で20日間の勤務になるため、常勤の夜勤回数は月10回前後になることが多いです。

しかし、夜勤は体力的負担も多いことから少なめの月8〜9回としている職場もあります

非常勤の場合は、就業先との相談次第で自分で回数を選べるとこともあります。

求人次第では、夜勤月3回からOKの職場もあるので、プライベートと両立させたい方やWワークをしている方にもおすすめの働き方です。


② 夜勤専従看護師の働き方と労働基準法の関係

一般的に夜勤専従看護師は、夕方16:30頃〜翌朝8:30頃が勤務時間となります。

もちろん休憩はありますが、単純計算すると16時間の拘束時間になります。

夜勤専従看護師は、労働基準法の違反にならないの?

このように気になる方は多いですよね。

結論から言いますと、

労働基準法では夜勤専従看護師の夜勤の労働時間の制限はありません。そのため法律違反にはなりません

以前は入院基本料の算定要件に、「夜勤専従者の夜勤時間の上限は144時間」という項目がありましたが、平成24年の改定でこの上限は撤廃されました。

しかし、日本看護協会では現在でも夜勤専従看護師の夜勤時間の上限は144時間にすべきと主張しています。

そのため、一回あたり16時間拘束、1.5時間の休憩、実働14.5時間の夜勤勤務の場合、

16(時間)×9(勤務回数)=144(労働時間上限)

と考えると月の夜勤は8〜9回までとしている医療機関が多いです。

とはいえ労働基準法やその他の法律で夜勤専従の看護師は守られていないので、夜勤専従の仕事をする場合、自分のことは自分でしっかり守るという意識が必要です。


③ 夜勤専従看護師の仕事内容と1日の流れ

夜勤専従看護師の仕事内容は、基本的に常勤の看護師が夜勤で働くときと変わりません。主な仕事内容は、以下の通りです。

  • 申し送り
  • 病棟の巡回
  • 食事の配膳や介助
  • 配薬
  • バイタルサインチェック
  • 点滴交換
  • 静脈ラインの確保や採血
  • 体位交換
  • オムツ交換やトイレ介助
  • ナースコール対応
  • 記録の記載

業務内容は基本的な看護技術が多いですが、夜勤中は患者さんは寝ていることが多いため、コミュニケーションの機会が少なく、情報不足になりやすいです。

そのため、日勤の看護師からの申し送りをきちんと理解して、情報収集を積極的に行う必要があります。

次に1日のスケジュールを見ていきましょう。

時間 仕事内容
17:00  申し送り 日勤の担当者から申送りを受けます。
17:30   薬の準備 夕食後に患者が内服する薬を準備します。
また点滴がある際には準備をします。
18:00 食事の配膳・介助 食事の配膳を行い、食事介助が必要な患者や
胃瘻患者には経管栄養を行います。
19:00 薬の配薬と口腔ケア  薬を内服中の患者には配薬し、
介助が必要な患者に口腔ケアを実施します。
19:30 検温や点滴 担当患者の検温や点滴を実施します。
必要に応じてケアや医療行為も行います。
20:30 排泄介助や就寝準備 オムツ交換やトイレ誘導など排泄介助を行い
就寝準備をします。
21:00 消灯・休憩 患者が消灯時間になったら、
看護師が順番で休憩を取ります。
24:00 夜間巡回・点滴・排泄介助・仮眠休憩 夜間は適宜巡回し患者の安全を確認します。
消灯以降はナースコール対応で排泄介助など行います。
交代で深夜帯の仮眠休憩を取ります。
7:00 検温・点滴 起床した患者の検温をし、必要なケアを行います。
点滴がある場合には実施します。
8:00 食事介助・配薬 朝食の介助や配薬、口腔ケアの介助を行います。
8:30 申し送り・勤務終了 日勤担当に申し送りを行い、勤務終了です。

夜勤専従看護師は、このようなスケジュールで日々の業務を行います。

担当する患者は、病棟や有料老人ホーム、特別養護老人ホームなどにより様々です。

看護度の高い寝たきりの患者や、認知症患者のいる病院や施設もあります。

夜勤専従看護師は、3〜4人と少人数で働くため、ある程度の知識やスキル、状況に合わせた適切な判断が求められます

夜勤専従看護師では、即戦力を求められることが多いため

少なくとも病棟経験2〜3年以上は必要です。

また採血やルートキープ、吸引、経管栄養、胃瘻管理など基本的な看護技術は指導や見守りなくできる必要があります

彼女

彼氏

夜勤専従看護師を募集している病院や施設はたくさんありますが、自分のスキルに少し不安のある方は、療養型病院をおすすめします。

療養型病院は長期療養を必要とする患者が入院しており、比較的状態が安定している患者が多く夜間の急変や緊急対応などの頻度が低く、仕事が忙しすぎない傾向にあります。

逆に介護施設は認知症患者も多くいるため夜間の対応が大変な場合もあるので求人選びの際は注意しましょう。

気になる『夜勤専従看護師』の給料は…?

気になる『夜勤専従看護師』の給料は…?

夜勤専従看護師の働き方には、正職員である常勤とパートや派遣などの非常勤があります。

夜勤専従看護師の給料は、常勤の月給は約35〜41万円年収にすると約500〜600万円と高収入を得られます。

非常勤の場合は夜勤1回あたり3〜4万円です。夜勤専従看護師では、夜勤手当てが付くため、日勤よりも高収入を得ることができます。

非常勤での夜勤専従看護師は、退職金やボーナスはありませんが、1回あたり4万円×月9回勤務とすると年収430万円以上であり、常勤で日勤・夜勤をする場合と同じかそれ以上の収入を得られます。

給料は働く医療機関や勤務地によっても、差があるため上記の給与は目安として考えましょう。

大学病院や一般病院では夜勤1回あたりの給料が高い傾向にあり、逆に精神病院では1夜勤3万円以下の求人がほとんどです。

彼女

彼氏

バイトやパートなど非常勤の場合は、退職金やボーナスに加え社会保険などの福利厚生もありません。

派遣の場合には派遣会社の社会保険を利用できる場合もあるため必ず就業前に確認しましょう。

『夜勤専従看護師』の3つのメリット

『夜勤専従看護師』の3つのメリット

『夜勤専従看護師』のメリットは、下記の3点です。

  1.  少ない勤務日数で高収入を得られる!
  2. プライベートな時間を多く取れる!
  3. 委員会や係の仕事は免除!

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

メリット①:少ない勤務日数で高収入を得られる!

『夜勤専従看護師』最大のメリットは、少ない勤務日数で高収入を得られることです!

先ほども紹介してきたように、夜勤専従看護師の1ヶ月の勤務数は8〜9回が一般的です。

1回あたりの勤務時間は長いですが、週に2回の出勤で、

日勤・夜勤をシフト制で働いている常勤看護師と同等の月収30万円以上、年収430万円以上を得ることができます。

また、求人によっては上記のように1回の夜勤あたり4万円を越える場合もあるため、よりがっつり稼ぎたい方におすすめの働き方です。

夜勤専従看護師は、拘束時間が16時間前後ととても長くしんどそうに感じますが、しっかり休憩が取れて多忙すぎない職場を選ぶことができれば体力的負担も少なく働くことができます。

彼女


メリット②:プライベートな時間を多く取れる!

夜勤専従看護師は、勤務日数が少ないためプライベートな時間を多くとることができるというメリットがあります。

連休も取りやすく、一般的な仕事の人では難しい時期にお得に旅行をすることもできます。

シフトを調整すれば6連休も取れますので、海外旅行に行こうと思えば毎月行く事もできます。

夜勤は長時間勤務かつスタッフが少ないので、仕事内容は決して楽ではありません。

しかし、休日で疲れをしっかりと取りながらリフレッシュもできるのは大きなメリットですよね。

また、夜勤専従看護師は求人によっては、月3回〜OKのように勤務日数を選べる場合もあります。

例えば、

  • 副業の収入15万円➕非常勤の夜勤専従看護師で月15万〜20万円稼ぎたい ▶︎ 月に5回夜勤
  • 子育てをしながら夜勤専従看護師で月15万円稼ぎたい ▶︎ 月に4回夜勤

このように自分の希望条件に合わせて、プライベートな時間も充実させながら働くことができます。

趣味の時間を多くとりたい方、資格取得のために勉強したい方、Wワーク(副業)をしたい方におすすめの働き方です。

夜勤専従看護師は、自分のライフスタイルに合わせて時間を有効活用できるという魅力があります。


メリット③:委員会や係の仕事は免除!

委員会や係の仕事が辛い。業務が終わっても委員会の仕事により残業させられる。

このような思いを抱え悩んでいる方は多いでしょう。

委員会や係が活動をするのは主に日勤帯です。

そのため、夜勤専従看護師は委員会や係の仕事など看護業務以外の役割を与えられることはありません

夜勤専従看護師という働き方を選ぶことで、委員会や係の業務に追われるストレスから解放され看護業務に専念できます。

もちろん研修や勉強会も同様の理由により免除されます。

しかし病院によっては、必須の研修などもあり参加を促されることもあります。

そのような研修はあるのか、どのくらいの頻度であるのかなど、事前にきちんと確認しておきましょう。

彼氏

夜勤専従看護師は、拘束時間が長く辛い仕事と思われがちですが、

出勤日数が少なく、高給与を得られ、プラーベートも充実させることができるため魅力的な働き方の一つです。

夜勤専従看護師の場合、昼間の勤務は一切ありません。

普通の人とは昼夜が逆転するだけで、実際はリズムのいい生活が送ることができます。

元から朝型で夜勤がきつい、という人には厳しいかもしれませんが、夜型で夜勤が苦にならないという人は、楽に働くことができます

彼女

『夜勤専従看護師』の3つのデメリット

『夜勤専従看護師』の3つのデメリット

『夜勤専従看護師』のデメリットは、下記の3点です。

  1. 体調管理に注意が必要…
  2. 求められるスキルが高い…
  3. 常勤の求人が少ない…

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

デメリット①:体調管理に注意が必要…

夜勤専従看護師のデメリットとして、体調への影響が挙げられます。

夜勤専従看護師が2交代制の病院で働いた場合、1回の勤務時間は16時間以上と長時間なので、疲労がたまりやすいです。
通常起きているはずの日中に寝ることになるので熟睡できないという方もいます。

また、人間の体内時計は、日中に活動して夜間に眠るようにできています。

これに逆らう昼夜逆転の生活をしていると自律神経が乱れ、体調を崩しやすくなります

その一方で、夜勤専従は勤務時間が一定なので、日勤と夜勤が混ざった勤務よりも、生活のリズムが整うと感じる人もいます。

夜勤専従の働き方が合うかどうかは人によって異なるため、自分の体力や生活リズムを考慮した上で働き方を選ぶようにしましょう。

彼氏

このような体の負担の重さから、数か月などあらかじめ期間を区切って、夜勤専従で働くという看護師も多くいます。


デメリット②:求められるスキルが高い…

夜勤は基本的に看護師人数は3〜4名と少人数で業務を行います。

職場によっては、夜勤人員が、夜勤専従常勤の看護師一人という場合もあります。

そのため、点滴の管理や体位交換、排泄介助、食事介助、胃瘻管理、経管栄養、吸引、口腔ケアといった一通りの看護業務を、自分一人でできるスキルが求められます。

また、急変時に適切な対応ができるよう、患者さんの状態を常に観察し、把握しておく必要があります。

夜勤専従看護師は即戦力を求められることもあるため、ある程度のスキルは必須です。

病棟での経験が1〜2年未満と浅い方には、荷が重いかもしれません。

もちろん、夜勤中に他の看護師が技術を教えてくれたり、見守りをしてくれることはありません。

自分のスキルに不安がある方は、医療行為の少ない施設を選ぶと良いかもしれません。

彼女


デメリット③:常勤の求人は少ない…

夜勤専従看護師の常勤の求人は、それほど多くありません

常勤とパートやバイトなどの非常勤の仕事内容は、基本的にほぼ同じであるため、

人件費がかさむ常勤を雇うよりも、ほぼ同じ仕事をするならパートを雇いたい、というのが病院の本音のようです。

求人数が少ない夜勤専従常勤は、公開募集をすると応募が殺到する恐れがあるため、非公開求人として募集することが多くあります。

夜勤専従常勤で働きたい方は、常勤・非常勤に関わらず、まず転職サイトのキャリアアドバイザーに相談してみることをおすすめします。

『夜勤専従看護師』が向いてる人の特徴とは…?

『夜勤専従看護師』が向いてる人の特徴とは…?

ここまで、『夜勤専従看護師』のメリット・デメリットを紹介してきました。

次は、先ほどの結果をもとに、『夜勤専従看護師』が向いてる人の特徴を見て行きましょう。

以下に当てはまる方は『夜勤専従看護師』という働き方を視野に入れてみましょう。

『夜勤専従看護師』が向いてる方

  • 体力に自信がある方
  • 夜型生活でも体調に問題ない方
  • ある程度の経験と看護スキルがある方
  • 少ない勤務日数でがっつり稼ぎたい方
  • プライベートと両立しながら看護師をしたい方
  • 副業(Wワーク)をしながら看護師をしたい方
  • とっさの対応にも冷静に判断や対処ができる方

これまで解説したようにメリットもたくさんあります!

職場や働き方には個人の向き不向きもあるため…

自分がどのような職場や働き方が合っているかしっかり考えて選択しましょう。

夜勤専従看護師に興味がある方は…

次に紹介する『転職サイトや派遣会社』に一度相談して見てもいいでしょう!

無料相談することも可能ですし、プロのキャリアアドバイザーが利用者の希望に合った職場を紹介してくれますよ。

『夜勤専従看護師』を始める前の4つの注意ポイント

『夜勤専従看護師』を始める前の4つの注意ポイント

これから夜勤専従看護師を始めようと考えている看護師さんが、より良い職場で働くためには以下の4点に注意し職場選びを行いましょう。

  1. 夜勤手当ての金額を確認する
  2. 1ヶ月あたりの夜勤の回数を確認する
  3. 夜勤中の休憩時間をどのくらい取れるか確認する
  4. 夜勤の体制を確認する

①夜勤手当ての金額を確認する

高収入を目的として夜勤専従看護師を選ぶ場合が多いと思いますが、夜勤1回あたりの金額はきちんと確認しましょう

医療機関によっては、通常の夜勤手当に加えて「夜勤専従手当」が支給される場合もあります。

また、1回の夜勤で35000円稼げる求人であっても、時給と夜勤手当ての内訳が重要になります。

例えば・・・

  1. 時給2500円×7時間勤務➕夜勤手当て17500円 ▶︎ 35000円
  2. 時給3000円×7時間勤務➕夜勤手当て14000円 ▶︎ 35000円

この場合残業があった場合の収入が異なります。

時給単価が高い②の方が稼げます。固定費の夜勤手当と変動費の時給では、変動費の時給のほうが大切です。残業はあっても時短で帰れる日はまずありません。

雇用契約ではなく「業務請負」として、1日◯万円と給料を提示している求人は、残業代がつかない可能性もあるので、就業前に転職サイトや派遣会社に確認しましょう

②1ヶ月あたりの夜勤の回数を確認する

非常勤の場合、1ヶ月あたりの夜勤回数を必ず事前に確認しましょう

勤務日数が多いと、効率的に稼ごうと思っていた方にとっては、何のために夜勤専従看護師として働くのかわからなくなってしまいます。

また例え高収入を稼げたとしても、勤務日数が多いと、ハードワークになり体調を崩してしまう可能性もあります。

一方で、勤務日数があまりにも少ないと、収入が減って生活できなくなることもあります。

このように、勤務日が多すぎても、少なすぎても問題なので、こちらも転職サイトや派遣会社に必ず確認しましょう。

③夜勤中の休憩時間をどのくらい取れるか確認する

夜勤中に仮眠をとれるだけの休憩時間があるか、必ず確認しましょう。

特に2交代の場合には、勤務時間が16時間と長時間に及ぶため、きちんと夜間仮眠休憩を取ることができるかは重要です。

長時間の夜勤なのに仮眠できないと、眠気や疲労により判断力が低下し、医療ミスを起こしてしまう可能性もあります。

また、休憩時間があっても、いつも忙しくてほとんど休憩できないという場合もあるので、こちらも転職サイトや派遣会社に確認しましょう。

労働基準法では、「労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければいけない」と定められているので、夜勤で8時間以上働いていれば少なくとも1時間の休憩はあるはずです。
ただ、16時間勤務で1時間しか休憩がなくても労働基準法には違反しないため、休憩時間が1時間という勤務先もあるので注意しましょう。

彼女

④夜勤の体制を確認する

夜勤の際に、看護師が何人いるのか、介護スタッフもいるのか、夜勤の体制を確認しましょう

施設などによっては、夜勤の看護師が自分ひとりしかいないという職場もあります。

最悪の場合、初めの勤務から一人での勤務で、マニュアルもなく、緊急時の対応を教えてもらえない場合もあります。

初出勤のときにはフォローする看護師がついてくれた方が、安心して入職できます。

そのため、勤務先を選ぶときは、以下のようなサポートがある医療機関を選ぶようにしましょう。

  • 初回の勤務で病院のルールを教えてもらえる
  • 夜勤の際に、自分以外にも看護師がいる
  • 緊急時などのマニュアルが整っている

彼氏

職場の詳しい労働条件や夜勤体制、雰囲気、教育体制は求人票だけではなかなか情報収集が難しいため、転職サイトや派遣会社を活用することでより詳しい情報を得ることができます

夜勤専従看護師の求人は通常の正職員の求人に比べ少なく、応募者の殺到を防ぐためにも非公開求人として扱っている場合が多いです。

このような非公開求人は転職サイトに登録した方のみしか閲覧や応募することはできません

転職サイトで非公開求人を見ることで、より自分の希望に沿った求人を見つけることができるかもしれません。

また転職サイトによっても夜勤専従看護師の求人数には差がありますので、次の章で夜勤専従看護師の求人を豊富に扱っている転職サイトを紹介します。

彼女

『夜勤専従看護師』への転職におすすめの転職サイト3選

『夜勤専従看護師』への転職におすすめの転職サイト3選

ここからは、夜勤専従看護師の求人を豊富に扱っている看護師専門の転職サイトを厳選し、実際に利用した方の口コミ評価から

評価基準

  • 総合評価
  • 求人の質・量
  • サポートの質

を総合して、評価が高く夜勤専従看護師に強い、以下の3つの転職サイトを紹介します。

  1. レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
    総評:求人数、質、サポート全てにおいて満足度No.1
    公式サイト:https://kango-oshigoto.jp/
  2. ナースではたらこ
    総評:手厚いサポートは業界No.1
    公式サイト:https://iryo-de-hatarako.net/
  3. MCナースネット
    総評:応援ナースとして働きたい看護師さんにオススメ
    公式サイト:https://mc-nurse.net/

詳細情報も確認できますので、そちらも参考にしてみてくださいね♩

彼女

おすすめ①:レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

おすすめ①:レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

★一番おすすめの転職サイトです★

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の評価
総合評価
(5.0)
求人の量・質
(5.0)
サポートの質
(4.0)

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は、ITや人材の分野で勢いのあるベンチャー企業『レバレジーズ株式会社』が運営する看護師専門の転職サイトで、

求人の量・質、サポート面において利用者から非常に高い評価を得ています。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は…

  • 10万件以上豊富な求人
  • 質の高い非公開求人多数保有していること

を最大の特徴としており、

求人は全国に対応しているため、地方での転職を希望する方でも希望の求人を探すことができます。

看護のお仕事の説明

上記のように…

  • サービス満足度No.1
  • キャリアアドバイザーの対応満足度No.1
  • 友達に勧めたいランキングでNo.1

を獲得しており、月間利用者数は20万人を突破しています。

また…

求人募集をしていない病院に応募ができる求人リクエスト希望があれば面接にも同席してくれるため、サポート力の高さも魅力です。

求人の量・質、サポート面の全てにおいてバランスが良いので…

看護師で転職を考えている方は利用必須の転職サイトと言えます。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は…

転職したい看護師さんは、とりあえず登録しておいて間違いない転職サイトですよ。

彼女

『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』を利用すべき方

  • とりあえず、間違いない転職サイトに登録したい看護師さん
  • 地方に住んでいる看護師さん(全国対応なのでもちろん都市部もOK)
  • 夜間や早朝にも電話対応して欲しい看護師さん(24時間電話対応)
  • 早急に転職活動がしたい看護師さん(対応がスピーディー)
  • 質の良いアドバイザーさんに出会いたい看護師さん

実際に利用した方の口コミ

シングルマザー。不安と負担が転職で軽くなった!

30歳で4歳になる子供がいます。シングルマザーになって1年。日勤で働いていましたが、子供の将来のことを考えるともう少し稼ぎたい。そこで院内託児所のある病院を探して、相談したのですが、キャリアアドバイザーの方は、もっと詳しく、子育て中の看護師さんの人数や、急なお休みへの理解など、事業所ごとの子育て環境を教えてくれました。給与は前より少し上がる程度ですが、育児補助と家族手当など合わせると安心できる額になります。貯金もできそうです。職員の雰囲気や周辺の環境、前に紹介した方からのアドバイスなんかも教えてくれたので、転職後の具体的なイメージが沸いてきて、不安というより、楽しみの方が大きい転職でした。

(30代/女性)

出典:レバウェル看護(旧 看護のお仕事)公式サイト 転職成功事例

全国サポートで遠方への転職も引越しもスムーズに実現!

39歳のシングルマザーです。息子の中学入学を機に、実家の近くに思い切って引っ越すことに。引越しに入学にと何かとお金がかかるし、北海道から富山まで就職活動や転居手続きに行くのは大変。でも、レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は全国サポートだったので、地域に詳しいキャリアアドバイザーが希望条件の病院を探してくれました。とても助かったのは、引越し先のこと。病院紹介の不動産屋を利用すると、家賃が半額になるということで、その不動産屋にも取り次いで頂き、家まで決めることができたんです。有給消化しやすいのも、学校行事のある私には嬉しいポイントでした。離れた場所への転職がスムーズに決まって、ホッとしています。有難うございました。

(30代/女性)

出典:レバウェル看護(旧 看護のお仕事)公式サイト 転職成功事例

 

【公式サイト】https://kango-oshigoto.jp/


おすすめ②:ナースではたらこ


ナースではたらこの評価
総合評価
(4.5)
求人の量・質
(3.5)
サポートの質
(5.0)

ナースではたらこ』は…

アルバイトの求人媒体「バイトル」なども手掛ける、大手人材会社の『ディップ株式会社』が運営する看護師向けの転職サイトです。

ナースではたらこ』は逆指名制度を採用しており…

求人が出ていない医療機関でも、希望の病院を指定しキャリアアドバイザーが求人状況や条件を確認し、可能であれば紹介してもらえます。

また、キャリアアドバイザーはエリア別担当制としているため…

各地域の求人情報に精通した専属キャリアアドバイザーが、その地域の詳しい情報を教えてくれます。

求人に関しては全国地域に対応しており…

札幌・東京・名古屋・大阪・福岡

の全国5ヶ所のオフィスでナースキャリアステーションを開催しているため、キャリアアドバイザーにマンツーマンで転職の悩みを相談できます。

そして、キャリアアドバイザーは利用者の希望をじっくりヒヤリングし、要望をしっかりと汲み取った上で、求人を紹介してくれます。

このような求人のマッチング率の高さや、手厚いサポートにより、利用者満足度No.1の実績もあります。

『ナースではたらこ』を利用すべき方

  • 首都圏での転職を希望する看護師さん
  • 地方での転職したい看護師さん
  • 初めての転職の看護師さん
  • 転職したい医療機関が決まっており、逆指名制度を利用したい看護師さん

実際に利用した方の口コミ

勤務先 デイサービス(日勤・非常勤)→透析(日勤・常勤)
給与 月給13万円→月給18万円

転職のきっかけ

仕事と子育ての両立を考え、時間の調整が利くデイサービスセンターで看護の仕事をしていました。しかし、透析看護の勉強をしていたため、この技術を生かして働きたいと考えたのが転職のきっかけです。

転職の際の悩み

3歳の子どもがいるため、通常の勤務形態では仕事と子育ての両立が難しく、勤務時間に制約があります。このため、勤務先が見つからないのが悩みでした。

転職先を決めたポイント

子育てとの両立に悩んでいることをキャリア・アドバイザーから病院に伝えていただいたところ、勤務時間の調整が難しい透析にも関わらず、クリニックが子どものお迎え時間を考慮し、勤務時間を調整してくれました。

そこで、面接を受けることにしたのですが、実際にお会いしてみたところ職場環境もよく、仕事と子育ての両立ができると考え、入職を決定しました。

出典:ナースではたらこ公式サイト 転職成功事例

勤務先 介護福祉施設(派遣)→病棟(常勤・2交替)
給与 時給1,600円→年収約430万円

転職のきっかけ

出産のために派遣で働いていましたが、出産を終えたため就業したいと思い、転職活動を開始しました。

転職の際の悩み

シングルマザーであり、子どもがまだ0歳であることから、育児との両立が最優先事項でした。このため、条件にあった仕事がなかなか見つからないのが悩みでした。

転職先を決めたポイント

0歳児の育児と仕事を両立させるために、母子寮と24時間託児所がある病院をピックアップしていただきました。加えて、東京都内に住みたいという希望に合致する転職先を紹介していただきました。

育児に対して理解があるなど、病院側の対応が非常に良かったことから安心して入職を決定し、無事に引越しも済ませました。

出典:ナースではたらこ公式サイト 転職成功事例

 

【公式サイト】https://iryo-de-hatarako.net/


おすすめ③:MCナースネット

②:MCナースネット

MCナースネットの評価
総合評価
(2.5)
求人の量・質
(3.0)
サポートの質
(2.5)

MCナースネット』は…

『株式会社メディカル・コンシェルジュ』によって運営される看護師向けの転職サイトです。

MCナースネット』の最大の特徴は…

病院での常勤や非常勤求人の他に、ツアーナースと呼ばれる旅行の添乗員や医療関連企業のコールセンターなど派遣やバイトとして1日単位で働ける求人も豊富に扱っている点です。

また、『応援ナース』の求人も豊富に扱っています。

MEMO

MCナースネット』では、派遣やバイトといった分野にも力を入れていることから…

利用者のライフスタイルにあった働き方を提案しながらサポートしてくれます。

東京、大阪、横浜、札幌、仙台、さいたま、千葉、名古屋、京都、神戸、広島、高松、福岡…

と多くの拠点を持っており、対応地域が多いため、地方の転職も強みとしています。

以上より、『MCナースネット』は…

  • 応援ナースとして働きたい看護師さん
  • 地方で働きたい看護師さん

におすすめの転職サイトです。

実際に利用した方の口コミ

前職を続けながらの就職活動だったので、自分一人で転職先を探す余裕はありませんでした。

コンシェルジュさんですと色々希望を伝えるとそれに合う仕事を探して紹介していただけます。

面接日の調整もしていただけたので、勤務しながら転職活動ができて助かりました。

携帯メールでのやりとりと、大事なところは電話での連絡というようにして、勤務をしながらでも連絡を密にとっていただきました。

コンシェルジュさんは、友達からの紹介なので安心だったことや、面接にも同行していただけるので、希望と違う方向に話が進みそうになったとしても修正してもらえるという安心感がありました。

就職後でも連絡をいただけるところも嬉しいですね。

(30代/女性)

出典:MCナースネット公式サイト

派遣先で知り合った看護師さんに話を聞くと、病院のなかには患者様に対する対応がかなり粗雑だったりという場所もあるようです。

色々な病院があるので、もし自分が入職した病院がそのような(仕事のしにくい)ところだったらどうしよう、ということが就職先を探すにあたって一番不安でした。

紹介会社を通して就職先を探したのは、病棟や看護の雰囲気を先に知りたいという思いがあったからです。

今回は(コンシェルジュの)担当者の方から病院の雰囲気をある程度教えてもらえたので、安心して就職を決められました。

(30代/女性)

出典:MCナースネット公式サイト

 

【公式サイト】https://mc-nurse.net/

まとめ|夜勤専従看護師で希望の転職を叶えよう!

まとめ|夜勤専従看護師で希望の転職を叶えよう!

夜勤専従看護師の働き方はどうでしたか…?

夜勤専従看護師を始める際には、体調管理がとても大切です。自分の体と相談しながら無理のないように行ってくださいね。

夜勤専従看護師はメリットもたくさんありますが、向き不向きのある仕事であるためしっかり自己分析をしましょう。

また、医療機関によっては、インターネット上に記載されている求人票の労働条件より悪条件の場合もあります。

そのため…

夜勤専従看護師をする際には、転職サイト(転職エージェント)を活用し、労働条件や看護体制をきちんと確認しましょう!

転職サイトのキャリアアドバイザーに相談しながら、転職先を決めることで希望の条件や働き方ができるかもしれません。

最後に、夜勤専従看護師が向いている方の特徴をまとめました。

『夜勤専従看護師』が向いてる方

  • 体力に自信がある方
  • 夜型生活でも体調に問題ない方
  • ある程度の経験と看護スキルがある方
  • 少ない勤務日数でがっつり稼ぎたい方
  • プライベートと両立しながら看護師をしたい方
  • 副業(Wワーク)をしながら看護師をしたい方
  • とっさの対応にも冷静に判断や対処ができる方

適切な転職サイトを利用し、自分に合った働き方や職場を見つけましょう!

どの転職サイトにもメリット・デメリットはあるから、複数の転職サイトを併用することが大事だね。

幅広い求人に出会るし、合わないと感じたら他の転職サイトを利用すればいいしね!

彼女

彼氏

登録も無料で簡単だし、まずは行動することが大事だね!


今すぐに転職をしないという方も、一度登録しキャリアアドバイザーに悩みや、今後のキャリアプランを相談してもいいでしょう。

新たな発見があるかもしれません。

彼女

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を読んで下さった全ての方が、最高の職場に出会い希望の働き方ができるよう陰ながら応援しております。

彼女

 

\私が相談してよかった転職サイト/

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)のロゴ


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【2020年最新版】看護師さんにおすすめの転職サイトランキング TOP10

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看護師におすすめの転職先とは…?病院以外へのジョブチェンジも解説

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